Sep 20, 2023 フェローシップとは
久々に医療。
fellowshipフェローシップに関して。
フェローシップとは、整形外科トレーニング(レジデンシー)の後の、サブスペシャリティトレーニングの期間のプログラムのこと。
まさに、僕が今いる立場がフェローシップトレーニング中のフェロー。
よく海外どこの国の外科医のプロフィールを見ても、
"fellowship-trained surgeon" だったり、2つフェローシップをした場合、"double fellowship trained"と書いていたりする。
Pan Amの整形外科医は12人全員fellowship-trained surgeon。
平均的には、2つしていることが多いが、人によって1つだけだったり、3つやってたりする。
整形外科のフェローシップは世界どこを見ても通常半年か1年のプログラムが多い。
一方で、日本は臨床のそう言った教育システムが洗練されていない。他ならない医局の存在のせいである。日本のこのシステムは、医師自身が学びたい施設で働き、レジデンシーやフェローをすること自体を不可能にしている。これでは、競争意識も低下する。
日本は整形外科トレーニングが終わって、専門医取ったら、フェローシップなどやらない。というか正式なフェローシップなるものが存在しない。
"海外でフェローシップトレーニングしてます"って言っても、多くの日本の整形外科医が、はて、何それ?でも何か頑張ってるんだな?状態。
みんな、専門医になっても医局の上司になあなあのまま教えられつつ成長していく、、それってでもいつ独り立ちするの?医局員だと40歳すぎてもまだサブスペ専門医として独り立ちしてない外科医すらいる。ぼくはそうはなりたくない。言われるがまま大学院に入って、医局傘下の市中病院を周りながらなあなあで成長しつつ、いつのまにかその分野の専門医と言われるようになるなあなあなシステム。Jarretなんて40いってないのに、あんなに優れた外科医かつ臨床研究者なのに。
フェローシップの期間は、本当にそのサブスペを成長させる期間として最高で、すごい量の手術に参加できるし執刀機会もたくさんある。実際、既に3ヶ月で200近いオペに入っている。関節鏡も肩の人工関節もなるべくフェローにオペはやらせてくれるし、身をもって成長を感じる。
リバースだけでも既に30近くやってると思う。日本では既得権益のためのリバース施行者免許なる物が必要で、そのシステムも鬱陶しい。
医局制度がある間はもう仕方ないのかもしれないが、より良い外科医に効率的になるためには、フェローシップは必須だと思う。
日本人には英語の壁はあるが、多くの世界の整形外科医が、自国を出て世界でフェローシップをして自国に帰ってその技術を生かして活躍している。
日本人外科医も世界に目を向けてフェローシップトレーニングをする外科医が増えてほしい。海外でフェローシップをすると言う、選択肢があることを知ってほしい。
後、少なくとも、日本でサブスペフェローシップトレーニングできるシステムを構築すべきだと思う。専門医機構は医者から金吸い取るだけじゃなくてそう言ったシステムを構築すべき。いつか肩学会の役員になったら、肩関節手術フェローシップを作り上げてみるのも面白いかもとも思い始めた。北海道の北新、千葉の船橋、東北大、大阪医科薬科と世界に誇る肩のメッカもあるんだし、若い外科医が医局の壁を超えて学びたい施設で学びたい外科医から学べる環境がアメリカやカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパのように出来れば良いのにと思う。
ぼくは、肩関節手術のオペの経験や実力に関しては、今の日本の同世代の5,6年目整形外科医の中ではトップクラスと確信しているし、世界の外科医とのコミュニティ構築も抜きん出ている。
最終的に日本の外科医の技術が劣ってるとは思わないので不思議だけど、そこに至るまでの年数がかかりすぎ。フェローシップ終わった30台前半で基本的には独り立ちするのが望ましい。
今すぐ上司のいない施設に行っても、腱板や普通の症例の肩人工関節ならもうできるし、ここからは再手術などの難症例のオペを学んでいきたい。
引き続き突っ走る。
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